5/21/2016

figure drawing #56




5月も気づけばもう後半。毎月恒例のクロッキーに行ってきました。

1枚目を描き始めた時は、「あ、今日は自然に集中してみえるかも」と思ったんだけど、次の瞬間、その大事な集中力はぽろぽろと手からこぼれ落ちてしまい、そのあとは全くと言っていいほど集中できなかった。というか、描くこと自体がとてもだるかった。描く気が起こらない時のクロッキーはとてもつらい。とにかく面倒くさいという倦怠感に頭からすっぽり覆われていた。

きっと今週、特に前日までの二日間、ひさびさにぎゅっと時間の濃縮された仕事をしたので、リソースが切れていたんだろうなと思う。しかし、人生37年でも生きているといろいろ学ぶもので、こんなことも過去に何度もあるし、こんな時はとにかくじっと嵐が過ぎ去るのを待つ。ということを覚えた。すると、このダウンの時間が次を楽しくしてくれるし、この時の踏ん張りがあとあとで力になる。なんにせよ、人間の頭はある程度なんにでも慣れるし、飽きる。そして、大概は時間が解決してくれる。長引くとつらいけど。


今回のモデルさん、にかかわらず、いつもある程度そう感じるんだけど、いろいろ注文を付けられる前半の長めのポーズよりも最後の自由にできる5分ポーズの方が個性も出てくるし生き生きしてて描いていても楽しい。なんかはじめにいろいろ言われているうちにオーラのようなものがシャットアウトされていく感じがするんだよなぁ。描ける人にはちゃんといい絵が描けているし、主催者の大事にしていることもあるだろうし、僕なんかが何か言える立場では全然ないんだけどね。



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