3/31/2016

美術部第6回:店長

美術部第6回目の題材は犬。マルカフェの店長です。
覚悟はしていたけれど、とにかく動く、動く。
たまに人や動物で動くものを描く練習をしたりするけれど、いつもながら苦手だ。
しかし、いつもながら描いていると慣れてくる。時間の流れに目と体が慣れる。

動くものに限らないことだけれど、ものを見て描く時、見たままにすべてを描けるわけではないので、そのもののエッセンスのようなものを理解して、なるべくシンプルな形でそれを抽出することが、ものを見て描く際のコツのようなものだと思っている。とはいっても、目でものを見ると、そこには無数の情報が溢れているので、核心をつかむのが難しい。写真から写す場合はトレースという作業を行えるので、ある程度そのままそこにある情報を単純に移すだけでもそれなりの形になるけれど、実際に見て描く重要性はこのエッセンスの抽出と単純化にあるように思う。

で、とにかく描いていて、後半戦余裕が出てきたので、構図を整えて描いてみようと描き始めて、最初は吹き出しをつけて何か喋らせようと思った。普段からよくスケッチでやる方法なのだけれど、それで、店長を見ながら、うーん、と頭を捻らせてみたのだけど、何も言葉を思いつかなかった。店長は何もしゃべっていなかった。それで、今度は彼の心を絵で捉えてみようと思って描いたのが上の絵。なんかわからんけど、こんな感じに見えた。

下は幾つか描いたランダム描写のうちの一つ。適当なアングルをいろんな色で重ねたりしたら面白いかなぁと思ったけど、全然思ったように描けず、一つだけやっと少しちゃんと描けた。

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