僕も石川友助さんの小説「スパイス」に挿絵で参加させて頂き、さらに調子にのってアメリカでの生活から去年の日本での個展に至るまでの話を載せて頂きました。
去年の個展が終わったころから、ちゃんと言葉にしたいのにどうしてもうまくまとまらずにもやもやしていたものがあって、これはいい機会を頂いたとはじめは気楽に思ってたんだけど、でもいざ書き始めようとすると、初めての緊張はあるし、どんな形であれ本になるという重圧はあるし、何よりも考えが支離滅裂すぎてなかなかまとまらず、なかば諦めかけていて、そこで、初めてなのだし、重い話は置いといて、まずは自己紹介をするような気持ちで書こうと、少し力を抜いて書いてみたら、なんとか一応まとめることができました。あいかわらず廻りくどい言い回しは多いけれど、まぁ自分らしいと受け入れられる程度になったかな。
なかの真実さん作画の表紙も秀逸で、美術部作の挿絵も実に素晴らしいです。参加作家さんの小説を読むのもとても楽しみ。自分の作品を通して、自分が素敵だと思う人たちが作るものに繋がって、また逆に自分の元に繋がってくれることも嬉しい。なんだかこうやって、時間や縁の流れそのものになれるような感覚は素敵だなぁと思うわけです。
棕櫚について詳しくはマルカフェさんのブログにて。
ちなみに上の絵は僕の描いた挿絵のラフスケッチ。下の絵はなかのさんの描いた表紙。
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