1/31/2016
Vigor
友人の結婚式のウェルカムボードを描かせて頂いた。
長いアメリカ時代を一緒に駆け抜けたとても信頼する友人の一人。週末都内で式を挙げた。
電撃結婚だったということもあって相手のことは実はまだ全然知らないのだけれど、二人のことを思って描き始めた時に強く頭に浮かんだのは、なぜかとにかく大きいものに立ち向かう姿。彼とはクライミングを通して親交を深めたということもあって、ヨセミテのエルキャピタンという大きな岩山が頭に浮かんだということもあるし、その少し前に大阪で太陽の塔を見て、大きいものに圧倒され、憧れたということもあるかもしれない。単純に大きいというだけで、心が躍るあの感じ、偉大で崇高なものに直面しているという緊張感、そういう思いが頭を駆け抜けたのを覚えている。描いていく工程の中で、わからないなりに二人の関係を想像していたら、次第に余計な色は省かれていって、いつの間にか鳥は純白に、木々の葉っぱは桜になった。力強い躍動と静寂、大きな壁なるものへの尊敬と畏怖の念、そして無謀にもその壁に挑戦していく愛すべき馬鹿さと、その全てを包み込むような優しさ。そんなことを今この絵を見て思う。まだ生まれたてのこの絵が生まれたての友人家族とともにこれから紡いでくれる物語が楽しみだ。
1/29/2016
かいてみる
もう使い込んでしまったアイデアでも、ひとまず描いてみる。そうしてそこから新しい何かが見えてくることもあるし、そうでなくても、アイデアを目で見ることで、このまま描き進めようという勇気をもらえることもある。もちろん、ここで満足して終わることもある。とにかくやってみなくちゃと、自分を後押しする。
1/22/2016
終わりの終わり
先週の土曜日を最終日に個展は無事終わりました。
日曜日に搬出を終え、今週前半は少し仕事に追われていたけれど、なんとかこなし、昨日と今日で個展の事後処理もだいぶ片付きました。あとはご注文頂いた作品の額縁が届くのを待って額装して納品したらひとまずおしまいです。
はぁー、疲れました。でも楽しかった。
今回の個展は日本で初めてだったのもあって、やる前からいろいろなストレスを想定していたけれど、確かに個展前はたくさんストレスもあったけれど、いざ始まって、人に会って、いろんな話をして、話を聞いて、いろいろな記憶や想いが自分の体と頭を通り抜けて行く感覚は何ものにも代えがたい貴重なものです。
今回の個展は日本で初めてだったのもあって、やる前からいろいろなストレスを想定していたけれど、確かに個展前はたくさんストレスもあったけれど、いざ始まって、人に会って、いろんな話をして、話を聞いて、いろいろな記憶や想いが自分の体と頭を通り抜けて行く感覚は何ものにも代えがたい貴重なものです。
言いたいことはいろいろあるのだけれど、頭の中にある言葉や感情が多すぎて、まだまだまとまらない。できたらこのブログにも少しずつ言葉として綴っていこうと思うけれど、このあやふやなカオス的なものは、きっと少しずつこれから出来る作品に否応なく滲み出ていって、それを見て、またそれを見た人の話を聞いて、少しずつ理解していければいいなと思う。遠回りで時間もかかるけれど。そういうわけで、この先できる作品も気長に楽しみにしていただければと思います。ありがとうございました。
1/13/2016
1/02/2016
幸せを呼ぶ巨猿
幸せを呼ぶ羊も役目を終え12年の眠りについたので、今年はこの猿に頑張って貰おうと思います。
去年はとにかく縁に恵まれた1年でした。個展も無事開催することができたし、好きなことを好きな人たちに囲まれてできるって本当に素晴らしい。心がわくわくし、またそれを共有しようと努めると、無限に巡り巡ってきてくれるような、そんな感覚。自由でいるってとても難しいことだと思うけれど、そんな人たちがいればなんとかやっていけるかもしれない、と心強く思える。
個展は新年もあと2週間ほど続きますので、どうぞよろしくお願いします。
今月は5日(火)からの営業で、1月16日(土)が最終日になります。
日曜・祝日はお休みなのでお気をつけください。
1月の滞在予定は今のところ、9、15、16日ですが、まだ平日に何日か増やす予定です。
http://kazutabu.blogspot.jp/2015/12/resurface.html
Subscribe to:
Posts (Atom)