7/09/2011

変わらぬものと変わり続けるものと

漠然とした話だけれど、広告業界に身を置いて、メディアとか、流行とか、経済とかをみていて、どうしてこんなにも人は(自分も含め)流されやすく、とくにお金の動きを中心に回ったり、回されたりしなくちゃならないのだろうと、思ってしまう時がある。この資本至上主義社会はなにも今に始まった事では全然ないし、こうやって感じる事も真新しい考えでもなんでもないのだけど、ふと世間の注目が移っていくのをみていて、その注目の的が実際のところどの程度変わったというのか、と思ってしまう。その流れの脇にはお金があり、流行があり、貪欲な気持ちがあったりするわけだけれど、実際のものが大した変化を遂げなくても物事の見え方はそれを取り巻く環境でこうも変わっていくものか、という具合に変わっていく。そんな流れを少しでも自分に向けていくために、企業は莫大なお金と人(本当に莫大なお金)をつぎ込んで、そうやって、ものごとの本質はどんどん見えにくくなっていく。



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