今回のマルカフェ美術部の題材は光。綺麗な光の差し込むマルカフェを描こうということで、toned paper(日本語でなんていうんだろう?)を用意していった。初めて使った白いペンの走りが悪く納得がいかなかったのでガシガシ塗りつぶしていたら、そこを評価してもらえた。それで話はHappy Accidentの話へ。日本語で言えば”偶然だけど結果的に良かった”みたいなことなのだけど、絵を描いていてよく思うのが、普段は技術を駆使するように意識を使って描くけれど、やはり意識の外、無意識の力や偶発的な力にも体を預けなければ独りよがりになってしまって本当の深みは出せないんじゃないか。そして観る人はその巧く扱えないなりに奮闘する姿に惹かれるのかもしれない。なんてことを思う。完璧なまでのリアルな写実の凄さを否定する気はないけれど、完璧すぎるものは最終的には人を遠ざけてしまうのかもしれない。またHappy Accidentと思えるかどうかは、すでに起こってしまったことを受け入れられるかどうかということにもなってきて、要は解釈次第で楽しく生きられるのなら、それでいいじゃないって方向にも思考は流れていく。
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