ずいぶん前に頼まれていたフレズノ時代の友達の車の絵を描きました。
VW Golf。でもゴルゴと少しいかつい名で呼ばれていた。
やっとすこしずつ日本での新しいリズムの取り方がわかって来たような気がする。
自分の描きたい絵にも少しずつ手がまわるようになってきた。
この絵を描きながら、フレズノ・アメリカにいた時のことを考える機会をもらい、自分にとっての思い出のあり方を考えた。自分にとって思い出とは今の自分を形成するのに欠かせない影のようなもの。影がないと地に足を付けることはできない。けれど、影はあくまで影。色や形は今の自分を投影しながら動いている。自分を知る大事な要素であるけれど、いつも真実を語るとは限らない。しかしそこに真実の影はうつる。