12/19/2008

コミュニケーション



人と人が理解し合うのはすごく難しい。
人以外の動物と理解し合うのも難しいけど、
人間には言葉っていう共通のコミュニケーションの道具があるのに、
本当に理解し合えるのは実はほんの点なのかもしれない。



人はいろんなモノをみて、感じて、考えて、それを自分なりのカタチにして、心にしまっていく。それを言葉にしたり、音にしたり、色に変えたりしながら、自分を外の世界に繋げておくためにいろいろなことを表現する。

でも、たとえば、世界の事をとても優しく平和な物だと感じて、それをまるいものとしてイメージした人がいるとする。その一方で、いろいろなことに退屈し、世界のつまらなさを単純なマルイ図形として記憶した人がいるとする。
この2人が同じ丸い木をみたとき、それぞれにどう感じるんだろう。
その木を、平和なマルの人が退屈なマルの人にあげたとしたら、
退屈なマルの人はどう感じるんだろう。

同じように、すごく奇麗だと思う空の青を、全く違うように感じる人もいるかもしれない。逆に、どんよりと重い灰色の空がすごく奇麗に思える事だってある。



結局、物事は感じ方次第で、どの人が感じる世界もその人にとっては真実で本当の世界なのだと思う。でも、自分の世界を他人に押し付ける事はできないし、本当の意味で他人の世界を理解する事はできないかもしれない。

それでも、理解しようと努める事で、相手の見ている青色を少しでも垣間見る事ができて、自分の空を、より自分にとって心地よい青色に塗り替える事ができたら、それは素晴らしい事だと思う。





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